キリスト教の本質と日本に定着しなかった理由

それに比べ、キリスト教は厳格な教義が存在し、特に偶像礼拝が禁止という点が大きい。さらに「罰の神」であり、キリスト信者は神に父親像を重ねることもあるという。

神道と仏教に共通して見られる特徴は多神教で偶像が存在するということだ。神道では木にしめ縄をかけ、仏教ではきらびやかに光る仏像が特徴である。

よって、「形あるもの」を信仰した日本人にとって「形のない」神、名前すら付けてもいけない神は日本人にとって漠然と捕らえることのできない存在だったのだろう。

天正遣欧使節団、特に2007年6月福者となった中浦ジュリアンの信仰は本物だったであろう。

キリスト教は逆境が存在すればするほど信者の増える特徴があるといえよう。

外国からの進入も少なく、気候も豊かであった日本だからこそ定着しなかったというのが結論である。